あなたの「糖尿病リテラシー」を底上げする、玄照です。
「仕事のストレス」を免罪符にして暴飲暴食とグータラを極めた結果、自分で自分の首を絞めて糖尿病になりました。
- ストレスで食べてる人
- やたら喉が渇いて、トイレの回数がおかしい人
- その渇きを甘いジュースのガブ飲みでごまかしてる人
- 体の異変を「ただの疲れだ」って勝手に解釈してる人
- めっちゃ食ってるのに体重が落ちてきて「ラッキー」と勘違いしてる人
私から「それ、糖尿病じゃね?」って言われたらどう思いますか?
このシリーズでは、そんな大ピンチの状態を、完全にアウトになった私の経験を元に解説します。 あなたが手遅れになる前に、この痛すぎる現実を知っておいてください。知っていることで、血糖値が下がるかもしれませんよ。
口渇(こうかつ)
前回、浸透圧利尿のおかげで水分が体から大量に出てしまい、おしっこのたびにビールが美味しくなる記事を書きました(違う)。
口渇という字を見て、「読むの難しくね?」と思った修士!それが玄照です。中学生でも読める字ですね。下手したら小学生です。大学院の権威が落ちるのでマスターの称号は返上しておいたほうが良さそうですが(糖尿病によって更に権威は地に落ちそう)、今回は言葉通り「喉が渇く」話です。
喉が渇くだと? ア⚪︎ヒ!スーパードゥライ! と言ってしまう私はもしかしておじさんでしょうか? でもでも、よくよく考えると……
super dry
……めっちゃ喉乾いてますね(笑)
【糖尿病の症状を経験した私から言わせれば、スーパードライはアサ⚪︎ビールじゃない、俺たちだ!!】
と、全2型糖尿病患者とデブで声明を発表したいくらいです。皆さん声高々に糖尿病罹患とデブ具合を世に発表するのは嫌だと思うので仕方なし、私が代表として質問状を同社に送っておくのは控えておきます。
スーパードライ、夏最高ですよね。よく知ってます。大変お世話になっておりました。あのシルバーの缶パッケージ、最高です。缶がいいんです。あのロング缶!もう最高なんです。喉の渇きに! ということで早いところ喉が渇いたらスーパーに行きましょうという記事です(違う)。
気を取り直して「口渇(こうかつ)」について。 文字通り喉の渇きです、「多飲症」も同じ意味合いとなります。私の壮絶な体験は実録にもあるのでぜひお読みください。

浸透圧利尿から水分が体からどんどんどん抜ける記事を前回紹介しました。 ここから何が起きるのか? それが我らがスーパードライ症状、口渇です。 私にとって2番目に苦しい症状でした。(一番は別記事のお楽しみ)
永遠と砂漠にいるような喉の渇きなのです。飲んだ瞬間にスーパードゥライ!です。 フライパンに水滴を落として火にかけるイメージをしてください。一瞬で蒸発していきますね。あれが喉の中で永遠と起こっているイメージです。 「最近の夏は暑いので前よりたくさん飲んじゃうよね〜!」という可愛いもんじゃありません。喉が焼けるとはまさにその口渇症状ならぬ、スーパードゥライ症状です。
浸透圧利尿(おしっこが大量に出る症状)とほぼセットで現れるのではないでしょうか? このセットが体内で発表され現実に影響してくる頃には、血糖値は中長期間高い状態で推移していたのではないかと思います。この発表と症状の差は、「ナフサはまだあります!」「代替調達は済んでいます!」と胸はって政府が発表しているのに、みんなの仕事は止まっている。ポテトチップスは葬式チップスになっている。なんだか似てる気がしますね。(?)
私は数年間、エラーマークの出ている健康診断書を無視していたのでそのツケが回ってきました。セットとなると普通はお特になるのですが、こちらも「美味しいジュースを大量に飲めてしまう」という心に優しく、体には厳しすぎるサービス内容となっています。
そんな中で灼熱フライパン喉を想像してみてください。いかに糖尿病が苦しい病気か想像がつくと思います。まさに灼熱地獄。ついでに別症状でおしっこは永遠に出る。もう本当の意味でスーパードゥライ!です(??)
上は渇き、下はドバドバ。 この矛盾により水分を大量に飲むことになります。抗うことはできません。集中もできません。トイレの椅子が私の定位置になります。そしてデスクや車には大量のペットボトルが置かれることになります。私の場合は空の2リットルのペットボトルが大量に置かれて、事務所の他メンバーをドン引きさせていました。
しかし今考えると当時私に対して、 「お前水飲みすぎじゃね?(口渇、多飲症)」 「トイレ行きすぎじゃね?(浸透圧利尿)」 「糖尿病じゃないの?(肥満含む)」 とアドバイスや言葉をくれた人はいませんでした。
単に私が事務所内で嫌われていた可能性も否定できませんが、「糖尿病リテラシー」の拡散は必要で、リアルな怖い情報をどんどんどんどん拡散していくことが私の使命であると承知したところです(笑)
ナメクジ細胞の悲鳴と、地獄のデスループ
さて、なぜ私の喉が「熱したフライパン」状態になり、上から下へと水分がドバドバと素通りしていくという、水分の移動現象が起きていたのか。タオの自然な流れであれば美しいのですが、この水の流れだけは美しくありません(笑)
デブのバイアス理論ではなく、医学的なファクトを紐解きます。
あれは「夏だから喉が渇いているスーパードゥライ症状」ではありません。 「体中の細胞が、塩をぶっかけられたナメクジのように水分を搾り取られ、全滅しかけている絶望のサイン」です。届いてくれると良いのですが、多くのデブの場合、サインは無視されると思われます。
前回、尿に漏れ出した大量の糖が「最強の横四方固め」で水分を人質に取り、体の外へ引きずり出していく「浸透圧利尿」のエピソードを紹介しました。

あのドバドバと排泄されている水分の出処はどこか? おしっこと名乗るあいつらは、どこからドリップされているのか?(コーヒーブレイク中の方、申し訳ありません)
それが、私の筋肉や内臓の「細胞」たちです。
血液中の糖分が異常に濃くなっているため、細胞の中の水分がギューッと外(血液中)に吸い出されてしまいます。まさに「ナメクジに塩」状態。 水分を限界まで奪われたシワシワの細胞たちは、脳に向かって大絶叫します。
「おい! このままだと干からびて死ぬぞ! 早く水をよこせ!!このクソデブ!」
脳はその悲鳴と罵倒を受け取り、命存続のための最大級の緊急アラートを鳴らします。これが前回も書いたパターン青ですね。それが、いくら飲んでも満たされない異常な喉の渇き「口渇」と、狂ったように水分を欲する「多飲症」の正体です。
厚生労働省やアメリカの国立衛生研究所(NIDDK)といった国家レベルの医療機関も、「高血糖による極度の脱水が、脳の渇き中枢を激しく刺激する」と明確に警告しています。
フライパンに注がれる「甘いガソリン」
しかし、ここでデブな正常性バイアスにまみれたデブ(私)は、致命的な大誤策を打ちます。
残念ながらこの時代にはAIという参謀はいませんでした。軍議は「デブ」と「デブの細胞」と「ストレス」の3名で開かれていたのです。もう進む方法は「甘い」軍法しかありません。
脳が細胞を救うために必死に求めているのは「純粋な水分(水やノンカフェインのお茶)」です。それは命の水です。 ところがデブの脳は、この緊急アラートを「おっ、冷たくて甘いジュースや炭酸(あるいはスーパード⚪︎ライ!)が最高に美味くなるぞ!」と都合よく変換し、たっぷり飲んでしまうのです。
そうでしょ? 喉乾いたら三ツ矢サイダーが最高。夏です。まだ青春も終わっていないんです。人生は若くして終わりかけていますが。
渇きを癒すために、糖分たっぷりの清涼飲料水を2リットルペットボトルでガブ飲みする。1日3本以上は余裕で飲んでいました。
するとどうなるか?
血液中にさらに大量の糖がぶち込まれ、それがまた次の「最強の横四方固め(浸透圧利尿)」を誘発し、さらに水分が尿としてドバドバと捨てられます。 細胞はさらに干からび、脳はさらに「もっと飲め!」と叫び、欲と命令に逆らえないデブはさらに「プハーッ!うめえ!最高!こうでなくっちゅあ!」とスーパードゥラ⚪︎を流し込む。
もうこうなると、負債が雪だるま式となります。インデックス投資なら良いですが、残念ながら債務者扱いなので闇金状態です。ウシジマくんがバットを持ってやってきます。
飲めば飲むほど干からびていく。火事の起きているフライパンにガソリンを注ぎ続けるような、完全なる「地獄のデブ(デス)ループ」です。
これを医学用語で「清涼飲料水ケトーシス(通称:ペットボトル症候群)」と呼びます。血液が酸性に傾き、放置すれば意識不明の昏睡状態に陥る、一歩手前の極めて危険な状態でした。
あの時、デスクに2リットルの空ペットボトルを大量に並べていた私は、まさに自分の命を削りながら、自作自演の蟻地獄の中で溺れていたのです。 甘いと見せかけて、体には半端ねぇ厳しいことをしていたことになります。南無阿弥陀仏。
「これはヤバい。似てる。俺も甘い、甘すぎるぞ」と思われたデブの皆さんは、いち早く病院に行ってください。
ドリップしてくれるあなたの腎臓が、 機械に繋がれる前に。


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