あなたの「糖尿病リテラシー」を底上げする、玄照です。 「仕事のストレス」を免罪符にして暴飲暴食とグータラを極めた結果、自分で自分の首を絞めて糖尿病になりました。
- ストレスで食べてる人
- やたら喉が渇いて、トイレの回数がおかしい人
- その渇きを甘いジュースのガブ飲みでごまかしてる人
- 体の異変を「ただの疲れだ」って勝手に解釈してる人
- メッチチャ食ってるのに体重が落ちてきて「ラッキー」と勘違いしてる人。
私から「それ、糖尿病じゃね?」って言われたらどう思いますか?
このシリーズでは、そんな大ピンチの状態を、もう完全にアウトになった私の経験を元に解説します。 あなたが手遅れになる前に、この痛すぎる現実を知っておいてください。知っていることで血糖値が下がるかもしれませんよ。
倦怠感(けんたいかん)
今回も症状を紐解いていきましょう。県大会ではなく倦怠感(けんたいかん)です。
倦怠感あるなぁって日常ではあまり言いませんね。一般的にこの言葉をなんというか? 私の大好きな口癖です。労働が終わって帰宅したら皆さん、まずなんと言いますか?「ただいま!帰ってきたよ!」違いますね。ヘットへトになってボロ雑巾になっている我々労働者階級のビジネスパーソンは、そんな挨拶も簡単に倦怠感な言葉を口癖で言うはずです。
みなさんご一緒に!せ〜〜〜の!
「疲れたぁ〜!!!」
現代人の口癖NO1!(勝手に) 「俺、言ったことないよ?」という人は何か芯をもつ賢者や、無限のエネルギーを持つキッズ達と、もう口に出すのも疲れている末期のビジネスパーソン、または何かで自分に自己暗示をかけている人くらいなものでしょう。
何を隠そう、私は常に疲れていました。朝はやくから深夜まで、時には接待で夜は会食。しかし会食に行った時間は普段は仕事しています。ではその会食分の仕事はいつやるのか?誰かが代わってくれることはないのです。次の日の朝、二日酔いでやるのか。次の日の夜、残業をさらにON残業するのか。それとも前日に早出残業をするのか。
しかし私のような末端の担当者レベルにもなると事前に全てケリをつけても、上司からお客さんから外注さんから、「これ今日中ね、明日の朝見られれば良いから!」と夕方になってから言われることも多い。どれだけ事前準備しても追いつかないこの労働社会。
資本がない、末端デブ営業マンには本当に厳しい世界です。これを考えると糖尿病が貧困病だと比喩されるのもわかります。デブになって自己管理がなってねぇな、どうしようもない。違います。その世界がおかしいのです。
と、これ以上書くと私だけスッキリする自◯行為記事になってしまうので、この辺でやめておきます。しかし本当におかしな社会だと思います。労働は縄文時代、1日2時間しかしていない。ルターが宗教改革をする前は、労働は卑しい身分の者がするものとまで位置付けられていたそうです。今日に至るまでその改革により、支配される側の我々子孫が割を喰らいまくっています。いっその事、ルターの末裔を見つけ出して今日の私の仕事を押し付けてやりたいくらいですが、探しにいく元気も糖尿病だと倦怠感が強くてありません(笑)
大変失礼しました。 倦怠感の話に戻りましょう。
倦怠感、いわゆる強烈な疲れ。何を隠そう、私の病気怪我ストレスたくさんの人生の中で一番苦しかったのが、この「倦怠感」です。優勝。
ちなみに私は糖尿病の他に心の病気をやっています。心房中隔欠損症という心房に穴が空いていた病気です。ガチの心の病気じゃねぇかと。大丈夫、バッチリ頑張りすぎ病もやっています。心身ともにrebuild中なのです。(何が大丈夫なのか)
そんな数々の病気で手術や入院、療養もしていますが、その中での症状で一番苦しかったのがこの糖尿病性の倦怠感です。まだこれからとんでもないボスが控えている可能性はあるものの、私の人生ではかなりの強敵でした。(柔道で何回も連続で絞め落とされるのより辛い)
何がきついって終わりがないのです。そして解決法が全くわからない。 例えが難しいですが、よく「鉛のような倦怠感」って訛って言うやんか? 私は色々この倦怠感を伝えるために妄想をしまくりました。あれも違う、これも違う。そんなやわじゃないぞ。
それで一つ答えがまぁ若干一致したのは……
子泣き爺(こなきじじい)を背負っている感じを、寝ている時と酒飲んでいる時以外、永遠と感じている様子!!です。
要は塊を持って疲れている急性的な疲れではなく、常に変化して重心が移動する有機体の重たいやつを常に背負っている感じです。筋トレではなくて、水の相当量入った柔らかいウォーターバッグを永遠と持たされている感じ。
その為に常に息が上がっているし、口で息しているし、体は火照っているし、体を動かす時はどっこいしょ。いよいよ28歳デブ、82歳デブへと急成長を遂げるの巻です。真面目に、壁に一度座り込むと暫く立ち上がれませんでした。
最初は「あれ?なんだ?めちゃ疲れてるぞ」と思うくらいでした。さっさと甘いもの飲んで、飯をいっぱい食べて寝れば大丈夫。たくさん寝たいからウイスキーも飲んじゃお!とお決まりのデブバイアスで、自分の甘い糖尿よりも甘い正常性バイアスで解決しようとしました。
そこで寝れば治るだろうと。起きたら明日は全開で仕事だな!
起きても何も変わっていないんです。むしろ悪くなっている。倦怠感と目の痛み、口渇、頻尿。これが怒涛に押し寄せてくる。もう仕事どころではありません。
疲れでタイピングが重い、電話では頭も口も回りません。 ついでにトイレはとんでもない回数。2リットルのペットボトルでジュースを飲んでいるけど、口渇で早く飲むし、ボトルが重くて早く飲んで軽くする、そうなるとトイレへGO!
悪循環も悪循環、高血糖状態で仕事をしていると聞くと、相当な根性の持ち主と多くから称賛されてもおかしくありません。少なくても私は大称賛したいと思います。あれは地獄です。とにかくさっさと離脱したいですよね。心中お察しします。あれをまた経験するなら5回連続で絞め落とされる方がマシです(笑)
パスワードを忘れた大富豪、ついに子泣き爺に。
さて、この地獄の答え合わせをしましょう。 医学的なファクトを紐解きます。
なぜ、牛丼特盛をドカ食いし、甘いジュースを2リットルもガブ飲みして、寝る前にウイスキーまで流し込んでいる「超・栄養過剰」の私が、82歳の老人並みに動けなくなっていたのか?(現代の健康な82歳より動けないかも)
理由は極めてシンプル、かつ絶望的です。 体の中で起きていたのは、「100%完全なガス欠(細胞の飢餓)」でした。
前回お話しした通り、私の体内ではあまりの高血糖のせいで、エネルギーを引き出すための「インスリン」というホルモンパスワードが完全にロックされていました。
銀行の口座には、数億円の売上(糖)がドバドバ振り込まれて溢れかえっているのに、パスワードを忘れたから1円も引き出せない。 客観的に見れば体重110kgを優に超える大富豪(デブ)なのに、細胞レベルで見ると、「何日も断食して、餓死寸前で行き倒れている遭難者」となんら変わらない状態に陥っていたのです。
「飯が来ない! 1ミリも力が出ない!エネルギーよこせ!」と、体中の何十兆個という細胞が一斉にパニックを起こして悲鳴を上げ、生命維持のための最低限の電力モードに強制移行する。そのせいで頭も体も動かなくなります。
これが、背中にへばりついて離れない「子泣き爺(糖尿病性全身倦怠感)」の正体です。
それなのに、当時の私は「疲れているからスタミナをつけよう」と、さらに甘いジュースを流し込み、手っ取り早く食べられる牛丼をドカ食いしていました。
パスワードがロックされているのに、口座にさらに大金を振り込み続けるようなものです。血液はさらに血糖でドロドロになり、脱水が進み、インスリンのロックは厳しくなり、細胞はますます餓死していく。
「食えば食うほど、細胞が飢え死にして、体が鉛のように動かなくなる」
この狂った悪循環の果てに、私は壁に一度座り込むと、しばらく立ち上がれなくなっていたのです。南無阿弥陀仏。
ログインパスワードの再設定(リブート)
じゃあ、この子泣き爺を背負ってタイピングもできないほどボロ雑巾になったら、もう一生そのままなのか?
答えは否、パスワードは再設定できます。
何度も言いますが、当時の私のインスリン工場は消滅したわけではなく、あまりの暴飲暴食の嵐に全員が気絶して、一時的にロックがかかっていただけでした。
病院に行き、そして何より現在の私が自らの意志で行っている「運動・食事管理による生活」という構造改革によって、血液中の糖の嵐は去りました。無事にパスワードの再設定(インスリン工場の再起動)が完了したのです。現在はHbA1c 5.7という状態を維持しています。
このパスワード再設定ができなくなると「詰み」です。腎臓が壊れるとデブの皆さんは覚悟してデブをやっておられると思いますが「人工透析」となります。この人工透析となると生存率は急低下していきます。社会の自由も利かなくなります。
今だったらまだ間に合うかもしれません。 投薬をちゃんと受けましょう。病院に忙しくていけないのではないのです。疲れが抜けない「あなた」の人生の優先度は仕事に行くことではありません。病院に行くことです。究極最悪な事態になりたくないなら仕事をやめて変えてください。仕事ではなく人生がなくなってしまいます。
医師に治療方針を処方されたら、許可された中で運動をしましょう。筋トレの許可があれば筋トレ最優先です。究極のメソッド「王城メソッド」を貼り付けておきます。
食事は一度改めましょう。鶏胸肉を永遠に茹でて食べるのは地獄ですが、永遠ではありません。制圧できれば元の食事も少しは食えます(笑) 工夫すれば長く継続して美味しく食べられる料理もできます。腕前も上がります。そういう人生やビジネスチャンスも生まれるかもしれません。
細胞に、ちゃんとガソリンが届く。 朝起きた瞬間に、体が軽い。
これだけで、人生は180度変わります。あの地獄を経験したからこそ、今の私は「健康を目指して生きる」という大軸を土台にして生きています。
この記事を読んで、「最近、寝ても寝ても疲れが取れないな……。食ってるのに体が鉛のように重いな……」と気づいてしまった、労働社会に搾取され、さらに糖にも搾取されかけているあなた。お前!テメェ!そこもと!貴様!
厳しい言葉を使います。絶対に今すぐ病院を予約してください。
理由がわかってアウトな理由だったら仕事を休んで態勢を立て直してください。教育入院もすぐに受けた方がいいです。ジムにも許可があればすぐに入会予約です。運動したことない人はウォーキングからでOKですが、ジムは24Hジムではなくパーソナルトレーニングです。自己診療だと思ってください。ちゃんと糖尿病であることは伝えるように!無知で運動しすぎると低血糖でくたばる可能性も否定できません。でも糖尿病でいるより、お金も状態も確実に良くなります。勇気を出して。
「ただの疲れだ」なんて正常性バイアスで片付けている場合じゃありません。ずっと疲れが続いているのは今回紹介した既に慢性化した何かの可能性があります。
いち早く病院へ。
最悪な子泣き爺と別れることができる可能性がある、今のうちに。


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